週末起業コラム

自分自身をブランディングする意義を実感せよ!

(登場人物:◆ネタ泉湧夫隊長、◇二足ハジメ隊員)

◆◆◆ 今号のポイント ◆◆◆

起業すると、勤務先の看板が、いかに偉大であったかを思い知らされることがあります。起業すれば、そのような後ろ盾がなくなるわけですから、自分自身の看板、すなわちブランドを育てていくことが重要になりますね。

(前号までのあらすじ)

「起業家アタマ」への発想転換を目指すハジメ隊員。ネタ泉隊長はサラリーマンと起業家の発想の最も大きな違いは、「消費」と「投資」という感覚の違いだと説く。

自分自身をブランディングする意義を実感せよ!


◆「起業家アタマ」へと発想が転換すると、自分自身のブランディングの重要性への意識もまた、高まっていく。

◇どういうことでしょう?

◆たとえば名刺じゃ。

◇それは確か、大交流会に持参する名刺についてのお話がありましたね。

※7/11(土)開催「アンテレクト 2015年 夏の大交流会」
  http://www.entrelect.co.jp/project/summer2015.html

◆うむ。その時、わしは何とお前に教えたか、覚えておるかのう?

◇え~っと、肩書きをしっかり作るってことでしたよね?

◆それもある。自分自身のブランディングには、「肩書き」は重要な役割を果たすからのう。「起業家アタマ」への転換という点で、それはどういう意味があるのか、きちんとわかっておるかのう?

◇この間は、「大企業に勤務しているのなら、会社名だけで何をやっている企業かがわかる。しかし週末起業家となると、そうもいかん」とおっしゃってました。

◆そのとおりじゃよ。ところが起業家予備軍のサラリーマンの場合、大企業勤務の感覚のままでいるから、困るのじゃ。

◇具体的には、どういうことでしょう?

◆いくら勤務先が優良企業だと言っても、起業にあたり、そのブランドは通用しないということがわかっておらん。大企業に勤務している時のように、周囲にちやほやされて当然、のような感覚がある。

◇それはちょっと、恥ずかしいですね。

◆もちろん、それはごく一部の連中の話じゃぞ。分をわきまえている者は多い。そうだとしても、大半はまだまだ、自分の売り込むことの大変さを実感できてはおらんようじゃ。

◇なるほど。発想の転換というのは、簡単なようで、難しいのかも知れません。どうすれば、すんなりと変わることができるのでしょうか?

◆厳しい言い方をすれば、一度、痛い目に遭うことじゃな。

◇・・・。要するに、まずは試してやってみるということでしょうか?

◆そうじゃな。何もしなければ、痛い目にも遭わん。それでは起業への道は遠ざかる。どっちを選ぶかということじゃ。

◇その点、週末起業なら、痛い目に遭ったところで、ダメージは大きくないですよね。

◆うむ。じゃから、チャレンジしない理由はないのじゃよ。

◇なるほど。わかりました。勤務先の看板を使わず、裸一貫で立ち上げるのが起業なんですよね?

◆いやいや、勤務先の看板は使えんが、何もゼロからスタートする必要はない。大企業勤務の経験は、起業する場合でも、貴重な財産じゃ。たとえばじゃな・・・

(次号につづく)