週末起業コラム

配偶者を代表者にする場合のデメリットは?

あなたのお悩みを解決!「週末起業クリニック」


週末起業の立ち上げ・推進に関わるさまざまなお悩みに、
週末起業フォーラムの認定コンサルタント陣がお答えします。

◆◆◆ 質問◆◆◆


会社に知られないために、自分の妻を個人事業主の代表にしようと思います。その場合の手続きや、メリット・デメリットを教えていただけますでしょうか?

◆◆◆答え◆◆◆


まず、メリットとしては週末起業で得た所得の確定申告を奥様名義で行うため、職場における週末起業の会社バレ対策になる、という点になるかと思います。

デメリットとしては、奥様も働いている場合、名義上奥様が週末起業を行っていることになるため、奥様自身の職場における会社バレのリスクが生じてしまうことです。

また、奥様が現在得ておられる給与収入に、週末起業で得た所得を加えて確定申告することになるため、奥様の負担する税金がその分増えることになります。

その他、所得税のルールでは実質的な所得者に対して課税する、という考え方があります。

週末起業に限らず、税金逃れのため他の親族などの名義を借りるケースは古くからある手法のため、税務署の観点から不当に所得税の負担を逃れる結果になっていると判断されると、名義貸しによる単なる名目上の人ではなく、実質的にその所得を得ているあなたに改めてその税金の課税が行われる可能性があります。