週末起業コラム

44歳でパソコン教室に通い、週末起業の道へ
鈴木克彦(すずき かつひこ)氏(その2)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

前回のあらまし


「デザインエッグス」CEOの鈴木克彦さんは、インターネットの可能性に着目し、ゼロからホームページ制作の技術を身につけ、長期間にわたる週末起業家生活を経て、2016年3月に独立されました。

鈴木さんは、かつて独立した経験があります。新卒入社した会社を脱サラし、ファンシーグッズを扱うショップを経営。2年目でサラリーマン時代を上回る収入を得ることができました。

しかし、ある転機が訪れます。

★鈴木克彦(すずき かつひこ)氏(その2) デザインエッグス最高経営責任者(CEO)


■独立起業から一転、第2のサラリーマン生活へ

●このまま順調に売り上げが推移するのかと考えていたのですが、お店をオープンさせて5年ぐらい経った時に、駅の向こう側に大きな百貨店ができました。そちらにお客様を取られてしまい、売り上げが3割も減少しました。

このままではまずいと思ったので、お店を閉店させて小さな包装資材メーカーに再就職することに決まったのです。

○第2のサラリーマン生活で、週末起業は実践されていたのでしょうか?

●2000年に入ると、せっかく入社した会社の売り上げが緩やかに下がっていきました。会社の将来の雲行きが怪しくなってきたのです。

時を同じくしてITバブルが沸き起こり、インターネットを使ったe-コマース(電子商取引)が注目されました。

そこで私は社長に直談判をして、本事業以外に新しいことをやろうという話をしたことがあります。総論は社長も賛成してくれたのですが、具体的にどういうことをやるのかという各論になるとなかなか同意してくれませんでした。


■44歳でパソコン教室に通い、週末起業の道へ

●その後2002~03年のときに会社の売り上げが急激に下がったことがあって、当時は、ITブームの波が世の中を席巻していましたから、ホームページを使って何か販売していこうと再度提案しました。

ホームページであれば、コストを掛けずに、製品を直販できる販売チャネルを持つことができると訴えたのです。

ところが、社長の答えはNOだったのです。当時は自分で何かをしようというよりも、会社で新しいことをやりたいと思っていたのですが、会社ではできないことがわかったので、自分でなんとかするしかないと思うようになりました。

これからはインターネットの時代だと思ったので、ホームページの制作の知識を得るためにパソコン教室に通うことにしました。2004年、ちょうど44歳のときです。

そこで習ったばかりのパソコンを使い、インターネットで検索した時に、週末起業を見つけたのです。

調べたら大阪で週末起業のセミナーがあるとのこと。セミナーを受けた後に入会し、週末起業フォーラムの会員になりました。

(次号へつづく)

※鈴木さんもパネラーとして参加!週末起業 東京交流会
https://www.shumatsu.net/schedule/tk_autumn2016.html