週末起業コラム

大成功した週末起業家の時間管理術とは?
小林一行(こばやし いっこう)氏(その5)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

前回のあらまし


著書が10万部の売り上げを達成しても独立せず週末起業を続けている小林さん。

会社では失敗や挫折を味わったものの、週末起業という新たなフィールドを得たことで会社でのストレスを受け流せるようになり、そのうえ社内での評価も変わってきたことが魅力だと言います。

小林一行(こばやし いっこう)氏(その5) ダイエットコーチ


■サラリーマンと経営者の違いとは

○サラリーマンと経営者はどこが違いますか?

●サラリーマンは能力が高く、すごく真面目な人が多いです。

けれども組織の中でこそそうした能力が発揮されるのであってその枠から出ようとはしません。

経営者のように自分の可能性を未知なる世界で発揮しようとは思わない。

だから、新しい世界があると、どうしても否定的、悲観的になってしまう。できない理由を考えるんですね。

その気質を週末起業に持ってきてしまうと「どうせやってもできない」となり、先に進めなくなります。

○小林さんでもそういう気持ちになることがありますか?

●あります。そういう時はやはり交流会に出たり、セミナーを受けたりして人との交流をはかって起業家マインドを取り戻します。


■まずは、ブログを書くことから始めてみよう

○時間の管理についてはどのようにしていますか?

●5分あれば5分、10分なら10分でできることをやっていきます。

まとまった時間が必要なことに対しては、その時間を確保したり、週末起業としてできる範囲での行動をしたりして、少しでも前に進んでいることを肯定的に考えます。

だから、通勤電車はかなり有効に使いましたね。私は殆ど通勤電車起業といってもいいぐらいです。

2011年当初からブログを3年間書き続けていたのは、通勤電車の中の40分間です。

朝、始発駅から座って乗車してブログを書き、夜は立っているので自分で録音した手作りの音声教材でダイエットの検定試験の勉強をしました。

時間がないと悩むよりも限られた条件の中で「これができる」と考えれば、意外と時間は有効活用できます。

○ブログは、もう長いことやっているんですね。

●2011年からコツコツとブログを書き続けているのですが、その際に、週に1度それをカテゴリごとに分けて整理するという習慣をつけています。整理するのは日曜日と決めています。

ブログの記事を整理すると、読者も見やすくなりますし、出版のオファーが来たときなどはテーマに沿って企画をつくるネタ帳になります。

たとえば、飲み会のダイエットならこの項目、メンタルのダイエットだったらこの項目をとすぐにピックアップすることができます。

編集者の方もそれ読んでこう書いてほしいとか、この部分要らないよとか、そういうやりとりができるのもうれしいですね。

ブログのコンサルを依頼した方からも言われたことですが、情報を出し惜しみしないというところが、アクセス数を上げる大きなポイントにもなっています。

○出し惜しみしないとなると、情報を入れるためにはさらに勉強し ないといけない。結果的に自分の成長に繋がっていきますね。

●そうです。勉強して、それをすべて自分のコンセプトに落とし込んでいく。

入れては出し、出しては入れることが成長につながります。ですから出し惜しみはしないようにしています。

(次号へつづく)

※出版企画コンテスト ★現在、お申し込み受付中です
 → http://www.entrelect.co.jp/publish/contest.html