週末起業コラム

個性を活かして自身をブランディング!
飯山晄朗氏(その2)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

前回のあらまし


商工団体の経営指導員時代、込み入った相談になかなか上手に対応できないことで悩んでいた飯山さん。教えようとするのではなく、相手の中にあるものを引き出すコーチングの手法に出会い、本格的にコーチングを学び始めました。

飯山晄朗(いいやま じろう)氏(その2) リーダーシップ☆コーチング


■スポーツもビジネスもコーチングで成功に導く

〇飯山さんは甲子園に出場した石川県の星稜高校の野球部のコーチングもされているとお伺いしました。

最近では某プロ野球団のコーチのコーチングも担当されているとのことですが、スポーツ選手とビジネスマンではコーチングの方法も変わりますか?

●基本的には変わりません。ただスポーツのほうはビジネスよりもこれがしたいという願望がハッキリしているんです。

たとえば、高校野球だったら甲子園で勝つとか、オリンピック選手だったら金メダルを穫るとか、基本的には皆が明確な目標に向いているので、どうやって目標を達成するのかを質問することで考えてもらえばいい。

しかし、ビジネスの場合はゴールを決めても自分が本当にしたい願望が別のところにある場合もあります。

〇あくまでもやる気に火をつける、やる気を出させるという点では、スポーツもビジネスも、勉強の世界も、果ては何の世界でも必要ですね。

●そうですね。実際に勉強のコーチングもしたことがありますよ。

お世話になっている社長さんの息子さんからの依頼でした。大学受験でどうしても行きたい学校があるんだけど、高校の先生は無謀だと。本人は諦めかけていましたが、コーチングをしていると自信がついてくる。顔つきまで変わって来て、結局、合格してしまったんですよ。 ■個性を活かして自身をブランディング

〇それはすごいですね。やはり、熱くやるんですか?松岡修造さんみたいに。

●実際にはクライアントによって使い分けているのですが、どういう風に見られたいかと考えたときに、ちょっと暑苦しい男という見られ方をしようと意識はしています。こういう風貌なので(笑)。

クールな格好良さを目指すよりも、基本的には体育会系のノリでいった方が、好感度があるというか、親しみがあるのかなと思っています。意外性もあります。

実際に、体育会系のノリで論理的な話をすると、非常にウケがいいんですよ。

〇それは最初から計算されてやっているのですか?

●もちろん、最初はすごく悩みました。起業したてで差別化も初めてだったので。

いろいろ考えたのですが、何もないときにはパーソナリティ(個性)で差別化するしかないという結論に至りました。そこでいろんな人にどのように評されるかデータを取ってみたんです。

すると体格的に体育会系のノリが合うといわれたので、ガッツをキーワードにして、そのノリでやってみようと思ったんです。

〇自分がどう見られたいかと考えることが多いのですが、むしろ他の人にどう見られているかということから、いい所を強調していったんですね。

コンプレックスがあると、それを隠そうとか自分を大きく見せようとかと考える人が起業家でも多いのですが、むしろ自然体でいいところを伸ばすというのは、ブランディングをする上ですごく参考になりますね。

(次号へつづく)

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