週末起業フォーラム

週末起業の収支の管理方法は?

週末起業の収支の管理方法は?

■週末起業新聞【金曜版】
       
                週3回(月・水・金)発行(発行部数42,145部)
                                      2009.10.16
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このコーナーでは、当フォーラム・チーフコンサルタントの森英樹
が、週末起業に関する様々な質問にお答えします。
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★ 週末起業の収支の管理方法は?

■質問:

週末起業を始めて数ヶ月が経過しました。少しずつ収入も入るよう
になったのですが、どのように管理するのがベストなのか、少し悩
み始めています。アドバイスをいただけないでしょうか。

■答え:

収支をキチンと記録しておくことが必要だということは、既に理解
されていると思います。その理由は、大きく分けて二つあります。

一つは、週末起業での所得が年間20万円を超えた場合、確定申告す
る必要があるということです。この20万円は「売上」ではありませ
ん。売上から原価や経費を引いた金額を「所得」と呼び、その金額
が課税の対象となります。ですので、「売上」「原価」「経費」を
キチンと記録しておかなければならないのです。

もう一つは、自分が取り組むビジネスの状況を正しく把握するため
です。まずは儲かっているのか、いないのかを明確にしておかなけ
ればなりません。儲かっていなければ、儲かるようにどうするか、
儲かっているのなら、さらにビジネスを拡大するために、どれくら
いの投資が出来るのか等の経営判断に役立てていくことができます。

これらを踏まえると、まずしておかなければならないのは、週末起
業で得た収入、使った支出と、個人的な収入・支出とをしっかりと
分けることです。少なくとも週末起業用に預金口座を開設しておき
ましょう。

また、ネット上のサービスはクレジットカード決済しかできないも
のも多いですので、週末起業用のクレジットカードを作っておくと、
管理が便利です。個人事業や設立したばかりの法人では、クレジッ
トカードを持てないのが通常ですので、あくまで個人として別のカー
ドを作り、それを週末起業専用に使うことにするとよいでしょう。

収支管理の際、もう一つ忘れてはならないのは、キャッシュフロー、
すなわち現金(預金を含みます)の管理です。財布の中に、あるい
は預金口座にお金がたくさんあれば、とりあえずはOKのようにも
見えますが、それではいわゆる「どんぶり勘定」に過ぎず、「その
日暮らし」に終始してしまいます。

実際には、商品等の仕入れへの支払いのような大きな金額の支払い
が月末にあったりしますので、現金の残高については将来を見越し
て管理する必要があります。残高があるからと、気前よく使ってし
まうと、確定申告に伴い、一年分の税金を納めなければならないと
いった場合、預金の残高がなくて真っ青になるようなことがあって
は困ります。

さらにもう一つ、週末起業のビジネスを拡大し、法人設立や独立を
視野に入れるのなら、「人件費」を考える必要があります。単純な
「小遣い稼ぎ」あるいは「個人事業」であれば、売上から原価・経
費を差し引いた残りが自分の取り分、自分への給料、すなわち「人
件費」となります。

しかし、それはあくまでも「結果」に過ぎません。「経営」という
観点では、「計画」を立てたり、「採算性」を吟味することが必要
です。まずは自分の取り分である「人件費」の目標を設定し、それ
を達成できたかどうかを毎月、管理していくことが大切です。

会社を設立した場合、自分の給料は「役員報酬」ということになり
ます。基本的には、この金額は月額固定です。恣意的に増減させる
と、税務署に「税金逃れ」と認識されてしまう可能性があります。
受け取る「役員報酬」を適切に設定するにあたっても、しっかりと
収支計画の立案と管理が必要になります。

週末起業の場合、限られた時間を活用してビジネスを行ないますの
で、「好きなこと」をするという満足感は別として、「時間当たり」
どれだけ稼げたかは、ビジネスの経済的価値を評価する基準となり
ます。

それはすなわち、一定金額を稼ぐのに、どれだけ時間をかけたかを
意味し、その時間を人件費換算した上で、ビジネスの採算性を判断
することになります。たくさん時間をかけた割りには、たいした収
益を得られなかったとすれば、採算性に問題があるということにな
ります。


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