広島コーチングスクール-大竹陽貴さん

広島コーチングスクール-大竹陽貴さん

地方でもクオリティの高いコーチングを提供したい

自分の人生が好転したコーチングを通じて人々を幸せにしていきたい。 「このまま仕事を続けていても自分の本当の幸せは得られるのだろうか?」「今やっている仕事は自分が本当にやりたかったことなのか?」こうした疑問がきっかけで週末起業を始めるビジネスパーソンは非常に多いといわれています。しかし、いざ新しいことを始めるとなると誰もが尻込みをしてしまうもの。今回はそうしたさまざまな壁を克服し、自分のやりたかったコーチングを地元広島でスクールとして開校した大竹陽貴さんを紹介します。まずは、週末起業に至った経緯からお伺いしました。

  • 大竹陽貴さん
  • 週末起業開業:2006年6月
  • 年商:120万円
  • 初期投資:30万円(HP作成料など)
  • 広島コーチングスクール
最初はコーチングとは関係がないご職業についていたということですが、週末起業を始めたきっかけを教えてください。
父が土木関係の仕事をしていた関係で、大学は理工学部で土木を専攻し、大学院を修了しました。卒業後、某大手建設コンサルタント会社に就職しました。中国支社で技術者として道路や橋梁の計画・設計、維持管理に従事し、人に喜ばれる街づくりのため、自分自身の成長のため、そして家族を幸せにするために、深夜残業(徹夜)・休日返上でがむしゃらに働く日々を送っていました。その結果、社会人3年目まで順調に年収は右肩上がりを続け、任される仕事も大きくなっていました。ただ、私自身、満足できていませんでした。「がむしゃらにがんばれば必ず報われる」と信じて家族の時間や自分の健康を浪費して仕事していたのですが、自分の働き方では家族を幸せにできていないうえ、ユーザーや納税者が満足しているのか疑問に感じていました。

それが週末起業を考えるきっかけになったんですね。
そうです。ただ、私自身、「ここで仕事を辞めたら負けになる」という思いが非常に強くて、辞めるに辞められなくなっていました。しかし、ここで建設業を辞める決断をしなかったら、年齢や家族の状況によっては転職したくてもできなくなると思っていました。

そして、仮に建設業界を辞めて他の業界に行っても自分は何ができるのか? そして何がしたいのかというのがわからず、葛藤する日々、悶々とした日々を過ごしてきました。

そんな時です。大学の恩師から教わった『迷ったら人に会いに行け』という言葉を思い出しました。それからは、無我夢中で日本中の自己啓発セミナーや異業種交流会に参加し続けました。そのときは300万円ほど自己投資し、自分探しや知識の充実に努めました。

そのときに出会ったのが週末起業フォーラムだったのですね。
そうです。すぐに週末起業フォーラムに入会の手続きを取りました。そして森英樹先生が直接指導してくださる「コンサルタント養成講座」と週末起業の成功ノウハウを一通り学ぶ、教育プログラムの「週末起業大學」を受講しました。

そこで自分探しを進めていくうちに、子供の頃から興味があった人の役に立つ仕事をやりたいということと、人とコミュニケーションを取ることが好きだということに改めて気がつくことになったのです。なかでもコーチングという仕事が自分のありたい姿そのものだと思いました。コーチングを通じて、「自分のやりたいことを見つけ、それをやり出せる勇気を持ち、自分に正直に生きること」の重要性に気づくと同時に、「コーチングの本質(人の夢実現をサポートすること)と「私のありたい姿」の共通点に魅せられました。そこで2006年6月から銀座コーチングスクール(以下GCS)の大阪校でコーチングの勉強をスタート。広島から大阪まで毎月通いました。そのおかげで2006年12月にはプロ・コーチとして認定を受けるようになりました。その後、某大手建設コンサルタントを辞めて人材紹介会社へ転職することになりました。人材紹介会社では年間120名以上の求職者と面談する機会を得て、一人ひとりの人生の岐路に対し、価値観や可能性を重視したキャリア・コーチングを提供することができました。

週末起業である銀座コーチングスクール広島校をスタートさせたきっかけについて教えてください。
私は「自分らしい生き方」に疑問を抱いて、その答えを見つけたくて日本中の様々な自己啓発セミナーを受講しまくったことで、最終的にコーチングに出会って人生を好転させることができました。

そして、かつての自分のように、自分自身の生き方に疑問を感じ困っている人の力になりたいと使命感を抱くようになり、コーチングを広める活動を決意しました。しかし、当時広島では本格的にコーチングを学ぶ機会が少なく、東京か大阪まで通学する必要があります。さらにコーチングのスキルを習得するためには、60 万円~100万円の受講料と1年~3年の時間を要することが普通で、これらが広くコーチングが活用される機会を阻害していると思ったのです。

そこで「無いのなら、私がつくろう!」という単純な発想で、GCS代表森英樹さんに「広島でコーチングスクールを創りたいのです!」とお願いに行きました。すると森さんは、その実現に向けて必要な段取りを教えて下さいました。それまでセミナー講師も経験がないし、プレゼンテーションの経験もない。そこで、週末起業家に教えてもらったり、認定コーチにコーチングしてもらったりして週末起業でコーチングスクールを開講する道を模索していたのです。皆さんにひとつずつ教えてもらって、2007年7月7日に「銀座コーチングスクール広島校」を設立しました。

実際、広島コーチングスクールを開校してみて悩んだ点はありますか?
一番大きいのは集客と経営のノウハウがまったくなかったことでした。しかし、自分の意思と協力してくれる皆さんのおかげで乗り切ってこれたと考えています。週末起業としてGCSを開校するにあたり、私が心がけたのは「トライ&エラー」を繰り返すのではなく「モデリング」することでした。GCS富山校の中村コーチからコーチングを受けながら、GCS富山校の立上げ・運営を基にGCS広島校の設立・運営を行ってきたのが成功できた秘訣ではないかと考えています。また、GCS本校にもできるだけ事務手続きを対応いただくようにお願いをしました。そして、顧客からの電話問合せや受講料の入金管理、受講申込のThank you Letterなど、事務業のほとんどをGCS本校がフランチャイズ料のみで全て対応していただけることになり、サラリーマンをしながらコーチングスクール運営を行うことができるようになりました。

もうひとつは、積極的な自己啓発と人脈構築に動いたことです。あるセミナーの主催者と仲良くなり、環境のいいセミナー会場を安価で借りることができました。また、広島で既にセミナー事業で成果を上げている方から集客のノウハウやプレゼンテーション・スキルなどをモデリングすることを心がけています。

売上を上げるためにどんな工夫をしていますか?
前述したように自己啓発と人脈構築です。たとえば、県外で人気のセミナー講師と仲良くなってその人のセミナーを広島でプロデュースすることを手伝ったりして、お金をかけずに見込み客リストをつくったりしました。また、私自身は企業の管理職や経営者の経験がなく、そうした立場の顧客の立場を把握し難いことがあったので、受講生の中に大手企業グループの社長を経験された方にお願いして、広島校の運営に参画してもらったりしています。

時間のやり繰りについて教えてください
サラリーマン、週末起業、家庭サービス、自己啓発のどれもが疎かにならないように時間管理を心がけています。常に3カ月先のスケジュール管理を意識しています。毎日のルーチンワークとTo Doリストを決め、疲れていても必ず毎日1時間は週末起業・自己啓発の時間を確保するように努めました。

週末起業家に向けてのアドバイスがあれば、教えてください。
週末起業を順調に始められるかどうかの1つのポイントは、「起業ネタ」が見つかるかどうかだと思います。私のように既にあるものを組み合わせることにできる週末起業もあると考えたほうが成功しやすいと思います。「週末起業」というと「難しそうだ」とか「リスクが大きそうだ」と感じる方が多いのですが、私はここに今後のビジネスチャンスがあると感じています。「週末起業は決して楽なものではないが、仕事として真剣に捉えることができれば成功する可能性が多いこと」、「サイドビジネス(副業)の切口から週末起業の良さをPRし、その支援をコーチングする」など、私が役に立てる機会が多くあると思います。