得々ワインフォーラム-得々博士さん

得々ワインフォーラム-得々博士さん

1000円以下の激安ワインを評価して成功!

「ワイン」という競争相手の多いテーマを敢えて選んで起業にチャレンジした得々博士さん。ワインのなかでもニッチな分野を選ぶことで、事業は軌道に乗り始めています。では、どうやってテーマを絞り込んだのか、そのいきさつを伺いました。

「ワイン」は物販にしろ、情報起業にしろ、競争相手が非常に多く、週末起業のテーマにするのは大変なようにも思われます。
私も最初はそう思いました。でも、毎週飲んでしまうほどの大のワイン好きで......。どうしてもワインで週末起業がしたかったのです。ただし、競争相手の多いテーマでやるからには、何かオリジナリティを追求しなければ......といつも考えておりました。

そこで、思い出したのが6年ほど前に訪れたフランスでの出来事です。たまたま街角にあった酒屋でワインを物色していたとき、1リットル10フラン(日本円で約200円)のワインが飛ぶように売れていたのを見かけました。

店員に聞いてみると、フランス人が普段よく飲んでいるワインは、有名なシャトーが作ったワインなどではなく、無名で安いワインだというのです。これが起業のヒントになりました。

私がワインをテーマに週末起業を考えた2003年頃は、日本は空前のワインブームで2000円台~3000円台のワインが注目されていました。実はその一方で、1000円台で飲めるオーストラリア産ワインや南米産ワインなどにも注目が集まっていたのです。

ところが、酒屋やスーパーで販売されている激安ワインのどれが美味しくて、どれがまずいのかを評価する客観的な情報サイトは、当時ほとんどありませんでした。大企業や一流ソムリエが見向きもしないニッチな分野を発見したとき、私はこれだ! と思いましたね。

それから何を具体的に行ったのですか?
そこで、考えたのが激安ワインでの情報起業です。メルマガ発行による広告収入と、ホームページからのアフィリエイト収入の2本立てを考えました。メルマガを始めたのが2003年の12月。それまで無目的に飲んでいたワインを激安ワインに変え、その感想をメルマガに書いてみました。

内容は、「飲んだワインの名前」、「原産国(地方)」、「ブドウの品種」、「輸入業者」、「値段」、「色や味」、「飲み方」、「食事は何と合うか」など。果たして、本当に読者に受け入れられるかどうか心配していたのですが、これが大好評。

もともと、激安ワインを購入したいと思っている潜在需要はあったようなのですが、同時にハズレを引いてしまったらどうしようと思う人が同じぐらいいたようで、かなり反響がありました。

その後、読者数は急激に伸びたのですか?
いいえ。急激に伸び始めたのは05年の秋から冬にかけてです。それまでの試飲ワイン購入先は地元の酒屋や大型スーパーが中心。さらにコメントの中立性、客観性を保つために購入先もわざと明かしませんでした。

ところが、読者の方からもっと手に入りやすい激安ワインをオススメして欲しいといわれ、購入先を楽天市場のワインに変更しました。すると、読者数が毎週20~30 人の勢いで増え、去年、自分がオススメしたお店がワイン部門でなんと「ショップ・オブ・ザ・イヤー」を獲得してしまったのです。

当然、広告収入も急伸。それまで月商10~20万円ぐらいを推移していたのですが、05年の12月には、月商50万円を突破してしまいました。最初から読者が購入しやすいワインを試飲しておけばよかったなと反省いたしました。

メルマガのネタで気をつけていることはありますか?
激安ワインを1本1本、丁寧に試飲し、本当に美味しいワインを厳選する「体験ネタ」が私のウリです。ですので、関連したネタは提供し続けています。たとえば、激安ワインにまつわる"怪しい伝説の検証"。「激安ワインも数年寝かせると高いワインよりもうまい」という伝説がありますけれど、それを検証しました。

780円のフランスワインを買ってきて、自宅のワインセラーで2年間寝かせてから飲んでみたのです。伝説は本当でしたね(笑)。激安ワインでも温度が年間を通して15度前後で保管すると、味がまったりと落ち着いて、高級ワインに負けず劣らずの美味しい味になっていましたよ。

その他のネタはありますか?
あとは、"料理酒のネタ"。飲んで美味しくない激安ワインは料理酒としてメルマガで紹介しています。このとき、単に「料理酒です」と言い切るのではなく、「このワインは、○○料理に使うといいです」というカタチで紹介しています。

読者の方からの問い合わせで面白かったのは、"カレーやビーフシチューに使うピッタリの激安ワインは何がいいか"というもの。普通だったら、「重い赤のほうが、肉にも味がついて美味しいのでは?」などと思いますが、実は激安ワインの重い赤は、ワインの味が強すぎて、料理の風味を著しく損ねてしまうのです。

いろいろ試して経験上わかったことは、比較的軽めの赤が合うことがわかりました。ブドウでいうとサンジョベーゼ種やグルナッシュ種などを使った南仏系のワイン。産地で言うとコート・デュ・リュベロンやコート・デュ・ローヌなど、800円以下で購入できるものを選ぶとよいと思います。今度、ぜひ試してみてくださいね(笑)。

あとは、メルマガで内容やオススメしたワインを購入したいか、購入したくないかなどアンケートやクイズなどを導入しています。メルマガの中身もエンターテイメント性を重視。誌面を充実させています。

ホームページのアフィリエイト収入では、どういう対策を講じたのですか?
メルマガでの成功やホームページのアクセス解析によって、私の読者の顔がおぼろげながら見えてきました。「安いワインを探している」、「年齢層は30~40代、男性比率が高い」、「食事とワインよりもおつまみとワインのシーンが多い」ここから判断すると、私の読者は敷居の低いワインを楽しみたい人たちが大半なのです。

ですので、彼らが満足できるようなワインのネタを作成してアフィリエイト収入につなげています。たとえば、「激安ワインに合うおつまみ特集」、「あると役立つワイングッズ」、「初めて選ぶワイングラス特集」などです。

そして、特集を読んだ私の読者が購入しそうなアフィリエイトプログラムをA8ネットなどから選ぶようにしています。それでも目新しさに欠けるようであれば、私は週末起業大学で教えてもらった「キーワードアドバイスツール」からネタを探すようにしています。

たとえば、「ワイン」といれると、「ホットワイン」などのキーワードが出てきます。そこからコラムのネタを探していますね。

開業資金はどのくらいでしたか?
初期投資は自分のパソコンを使ったので、0円。強いていえば年間のサーバー代が2800円ぐらい。理系の人間なので、後は自分でなんとかしました。

実際に初めて、本業との両立はできましたか?
メルマガは毎週木曜日にワインを飲みながら15分ぐらいで書いています。本業に支障があるということは全くありませんね。楽しみながらワインも飲めて、収入が得られるなんて本当に幸せです。

今後はどのような事業展開を考えていますか?
この激安ワインでの成功体験をもとに、全く別のニッチジャンルで、また開業を考えております。もちろん、毎週ワインは飲み続けていますので、ホームページの「得々ワインフォーラム」はこれからも続けて、さらに有名なホームページにしたいと思います。