週末起業コラム

プロコーチが語る「いつまでも独立できない考え方」とは?
たかぎけんじ氏(その2)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

前回までのあらまし


プロコーチのたかぎけんじさんは、現在は事業を法人化して活躍していますが、かつては、将来に不安を抱きつつも、これから何をどうすればいいの分からない「モヤモヤサラリーマン」でした。

しかし、コーチング無料体験講座への参加をきっかけにコーチングの楽しさに魅了され、人生が大きく変わっていきます。

気軽な気持ちで始めたコーチングでしたが、仲間にセッションをしてもらった時、たかぎさんの心の中に眠っていた「起業します」という言葉が引き出されたのです。

★たかぎけんじ氏(その2) GCS認定プロフェッショナルコーチ


■起業の第一歩は無料セッションから ●起業します。って言っちゃった時に、週末起業フォーラムの会員募集中のチラシが目に入った。起業と書いてある。ここに入れば何か教えてもらえるのかなと思いました。見たら会費も安い。

週末起業フォーラムに入会して、そこで会員の皆さんと出会って、その頃から週末起業塾とか、週末起業ゼミナールとか、無料で参加できる企画に毎月出るようになりました。

そこで自分でパソコンで作ったコーチの名刺を一生懸命配りました。コーチングやっています、無料セッションをやるので、よかったら受けてくださいと名刺を配っていたら、いいよという方がだんだん増えていきました。

そして、無料でセッションを受けてくれた方たちの中から、お金を払ってぼくのコーチングを受けたいですという人が増えていきました。

サラリーマンでしたけれども、次第にコーチングでお金を稼げるようになっていったのです。

ちょうど週末起業大學を受けている途中ぐらいだったのですが、そこでフォーラムの本部から声をかけていただいて、主に「週末起業セミナー」と言う、フロントエンドセミナーのお手伝いをする様になりました。

それからフォーラムで出会った方たちのクライアントさんが増えていきましたが、その中だけで活動をしていると世界が狭くなってしまうので、外に行こうと色々なところに顔を出しました。そうやって作った人間関係も現在はベースになっています。

週末起業家として2年間活動して、独立したのが、2014年の8月です。そこから1年ちょっとで、法人向けのサービス、法人向けのビジネスをきちんとやっていきたいなと思い立った時に、会社を作ろうと思い、2015年の12月に、法人を設立しました。


■期限を切ることが大事

○トントン拍子にうまくいっているように聞こえてしまうのですが、会社を辞めてしまうことについてとか、ご家族のこととか、どんな風に思っていたのでしょうか?

●自分がコーチングを学んだことやクライアントさんとのコーチングセッションを通じて、時間管理能力や問題解決力などが上がっていったので、会社と週末起業の両立は全く苦になりませんでした。

週末起業を始めるときに、すでに独立することは決めていたのですが、週末起業を始めた1年後ぐらいに2014年の8月に独立しようと決めたのです。

辞めることに関しては、妻に辞めることを伝えるのが一番のハードルでした(笑)。

会社の方は、辞めると伝えた後は、淡々と事務的な処理が行われていったという感じですね。

○独立の〆切を自分で決めていたわけですが、年商の金額とかクライアント数など、ビジネス的な基準は何か考えていたのでしょうか?

●正直、そんなに考えていませんでした。事業規模を基準として、このくらいの年商になったらと考えていると、先延ばしをしてしまうんじゃないかという予感が自分の中にはありましたね。

だから、あまり考えていなかったというのが正直な話ですね。

ぼくのところにお見えになるクライアントさんたちの話ですと、たとえば、初めの頃は今の年収を超えたらとおっしゃっている人がいます。

セッションではその時はそのまま受け止めていますが、そのままの考え方だと独立はできないと思います。なぜなら、そういう基準だと「あれも足りない」「これも足りない」となって先延ばしをしやすくなるからです。

そういった方達も、セッションの回数を重ねていくと、変化が起きて「独立のタイミング」に対する考え方が変わってくる方が多いですね。

ぼく自身は、本当は年商がもう少し上がってから起業をしたほうが、経営は楽だったとは思いますけれども、時間で締め切りました。


■やりたいことをやっても生きていける

○モヤモヤサラリーマンから成長されたとおっしゃいましたが、コーチとして成長されただけではなく、週末起業家としても成長されて、自立して独立された。

過去のたかぎさんみたいな方が来られる週末起業セミナーで伝えたいことはありますか?

●シンプルに言うと「やりたいことをやっても生きていけるんだよ」ということですね。

本当にありがたいことに、毎日時間のほとんどをやりたいことのために使っていて生活をすることができているので、皆さんも大丈夫です。できます。

○何かあったらたかぎさんに相談するということですね(笑)。

それでもコーチングを学んでクラスDまで終わって、最初に有料のクライアントを取るというのは、画期的というか大きな出来事だったと思うのですが、どういう形でクライアント獲得に成功したのでしょうか?

●当時から、無料のセッションを1人につき5回やっていました。今でも4回やっています。

当時では4回目、今では3回目のセッションの時、つまり最後の回の一つ前のセッションの時に「次回でいよいよ最後なので、よかったら有料のご契約をご検討ください」とクライアントにお伝えしています。契約するかどうかの意思確認、クロージングです。

最初に有料のクライアントさんを獲得したときも同じようなことをしたと思います。

無料セッションを通じてこの方とは長いお付き合いをしたいなと思っていて、その想いが伝わっている感覚があったので、この方とは有料で契約が続くのではないかと考えた人が了承してくれたので、とてもうれしかったです。

ちなみに、その方は今でもクライアントさんです。

(次号へつづく)

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