週末起業コラム

起業して大きく成長するために大事なことは?
高原真由美氏(たかはら まゆみ)氏(その6)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

前回のあらまし


思考と空間の整理のプロであるライフオーガナイザーを普及させるため協会を立ち上げた高原さん。

講師になるまでにかかる時間・コストとカリキュラムを明確にし、できるだけ早い期間で講師を育て現場に出すというモデルを作り上げました。

最初は短期間の養成で講師デビューさせることに抵抗もありましたが、「教えることが一番の学び」と発想を切り替えました。

自分が教えてカリスマになって集客するのではなく、講師をバックアップすることに専念しています。

高原真由美氏(たかはら まゆみ)氏(その6) 一般社団法人日本ライフオーガナイザー協会代表理事


■ネタ探しは自分自身の中から

○新しい資格を社会に普及させていくってなかなかすごいですよね。

●でも結果論ですよ。自分が求めて行き着いたものがそれだっただけで、最初から一会社員が起業のネタを探すときに、新しい資格を普及させたい、なんて考えないと思いますから。週末起業フォーラムがなかったら今でも会社員でいると思います。

○なるほど。起業ネタというかつまりはやりたいことを突き詰めていって、これが必要だという考え方に行き着いたわけですね。

●そうですね。あと需要ですよね。それから自分が欲しいものも起業ネタになるっていうのがポイントかと思いました。

私の場合は片づけが苦手なので、単に代行してもらうのではなく、教えてくれた上で、一緒に作業してくれる人がいたらいいなあと思っていましたが、そういった人がいなかったことと、自分がインテリアの仕事をしていたという経験との両方がうまく重なって、結果的に行き着いたのがライフオーガナイザーというところなのです。

○高原さんが会社を辞める直接的なきっかけとなったのは、アメリカでライフオーガナイザーのカンファレンスがあったからだそうですね。

●はい。私は本当に仕事も会社も気に入っていて、続けたい気持ちがあったんです。

ところが、参加したいアメリカの協会カンファレンスは、私の仕事の繁忙期と重なる時期だったんですね。

今の仕事を続けるにはカンファレンスに行けない。それでも行くなら会社は辞めなあかん、という選択を迫られました。その時は早期退職の制度もあったので、結構勢いで辞めたというのもありますね。

なので退職は上司や周りの人にすごくびっくりされました。定年まで働くと思ってたよというようなことを言われましたし、上司には、ある意味羨ましいとかも言われましたね。


■起業は頭で考えるよりスピーディーな行動が重要

○今、協会を作られて成功に至るわけですが、いかがですか?

●自分では成功したとは全く思ってないんです。会社員時代が長かったこともあって、法人として10年くらいはちゃんとやっていないと起業したうちに入らないんじゃないか、とも思うので、まだそういう意味では成長の途中です。

○起業して大きくなられた要因としては、どのようなことがあるのでしょうか?

●それは起業する前も今もそうなんですけど、とにかく行動するっていうことですね。考えることも大事ですけど、スピードもそれ以上に重要です。

所詮、私のような一凡人が思いついたことって、絶対日本のどこか、世界のどこかで同じことを考えてやろうとしている人がいっぱいいるはずなんですよ。

なので、結局は思いついたり、やろうかなと思ったりしたときにいかに早くやるかが大事なんだと思います。

思いついたときに、とにかくすぐ動く。すると、うまくいったかいかなかったかという結果もすぐ出るじゃないですか。

○そうですね。

●うまくいかなかったら、それを単純に修正してやり直すのか、やめてしまうのか考えられますし、うまくいくことはどんどん進めていけばいいという答えも早く出ますので、それを繰り返すだけなんです。思いついたら早くやることを今もすごく大事にしています。

○なるほど。

(次号へ続く)

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