週末起業コラム

大成功のダイエットコーチも、最初は悩んでいた!
小林一行(こばやし いっこう)氏(その1)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

小林さんのご紹介


ダイエットコーチとして活躍中の小林一行さんは、心理学からのアプローチとダイエットを組み合わせた「キモチからやせるダイエット」という独自の方法を考案。

メンタルケアをすることで体のコントロールや病の進行を予防できるとする意欲的なプログラムを展開しておられます。

現在はセミナーや講演、コンサルティング、著作などによって普及・啓蒙活動を行っていらっしゃいます。

近著『なぜ一流の男の腹は出ていないのか?』(かんき出版)は10万部を突破する大ヒットを記録しました。

ダイエットコーチとして大成功されている小林さんですが、週末起業フォーラムに入会された当初はまったく別のサービスで活動を模索し、壁に突き当たった経験をお持ちとのこと。

週末起業家として大切にしていること、時間管理やモチベーションの維持についてお伺いしました。

小林一行(こばやし いっこう)氏(その1) ダイエットコーチ


〇週末起業を始めたきっかけから教えていただけますか?

●週末起業フォーラムに入会したのが2010年7月なんですね。そこから、週末起業を始めようと思っていろいろ考えました。

起業ネタを考えるのが本当に大変だったのですが、自分の強みを活かすにはどうすればいいのかずっと考えて、出た答えがパソコン教室の先生だったんですよ。

そこでインターネットで企業のホームページの制作会社を探しては経営者にアポイントを取っていました。

その中で唯一連絡をくれた方がパソコンメーカーの大手企業に勤めている方だったんです。

彼は私に「パソコン教室の先生なんて止めた方がいいよ(笑)」と、いろいろとアドバイスをくれました。

当時はすでにパソコンの価格自体が大きく下落していたんですけどパソコンの価格以上に、教わることにお金を払う人っていないでしょうと。

しかも、1時間5000円以上取らないと割に合わない。

パソコンの使い方を教えるだけで2~3時間はかかりますから、払う側としては1万円を超える金額を支払うことになる。

問題解決できなかったらもちろんお金は取ることができないし、何かちょっと問題でもあれば全部こちらの責任になります。

講師として空き時間のスケジュールを埋めるというのは、「競合他者」も多い中で難しいので、収入も安定しない。

だから、サラリーマンでいるほうがずっといいでしょうと言われてしまいました。

しかもパソコン教室の先生という仕事は、パソコンが使えない人が困っている時に助ける仕事。

これは誰にでもできる仕事です。

だから、自分の強みや独自性を活かしているわけではない。

だから、当時はパソコン教室の先生をやるのは諦めたんですね。

でも、今考えれば、そこでも独自性は出せると思うんですけど、あの当時は考えられませんでした。

◯なるほど。

今ならそれがわかるということは、ある程度、起業家としていろいろ頭が柔らかくなってきたっていう証かもしれませんね。

●本当に今だったらいくらでも考えられますよ(笑)。

パソコンで困っているといってもいろいろな場面があります。

たとえば、使い方ではなくて、ブログやフェイスブックなどのソーシャルネットワーキングサービスの使い方で困っている人もいれば、通販サイトを運営したいということで困っている人もいるわけです。

そういうところで自分はこれが強いと言い切ってしまう。

もちろん、他の人でもできるかもしれないけれども、これが自分の強みですと伝えるんです。

(次号へつづく)