週末起業コラム

手帳はこだわりの自作。人生を管理するためのツール。
橋本昌彦氏(その5:最終回)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

前回のあらまし


"セミナーで顧客を獲得する専門家"というポジションも獲得している橋本さん。聞き手に共感してもらえることが一番のポイントだと力説する。

橋本昌彦氏(その4) 株式会社アントレマインド代表


〇橋本さんといえば、以前に見せてもらった手帳の印象も強いのですが、人生25か年計画を作っていますね。

●はい、すべてオリジナルの自作手帳です。『フランクリン手帳』などのいろいろな手帳を試したのですが、だんだん物足りなくなってしまいまして。

それで『下川式成功手帳』というカスタマイズが自由にできる手帳に変えました。エクセルで表を作って、それをちょっとずつバージョンアップしています。

一日一個「今日の名言」を記録したり、自分との約束ごとを守るためのチェックリストを作ったりして活用しています。

右側のページは、家族への感謝や自分の成功体験とかにし、それを毎日振り返るのに使います。左側のページは、スケジュールやタスク管理に使っています。これらは毎日朝一番で書き出すようにしています。

「家族」と「将来の夢」と「今のビジネス」の3つがバランスよく書かれていることが大切かなということで、こういう仕組みに落ち着きました。

毎日、その日の振り返りをすることで、自分がなりたい人間になるための習慣を身につけていくための管理ツールになっています。

〇今、人生を賭けるほど好きで好きでたまらない、そういう夢を持ちにくい生活をしている人も多いと思うんですけれども、そういう人たちに対して伝えたい言葉はありますか。

●私の役目って言うのは、挑戦する人間を育てることなんだなあと感じています。

ですので、夢を持ちにくいという人に伝えたい言葉としては、「自分が死ぬ時に、『ああ幸せな人生だったな』と思えるようになるためには、どうしたらいいのか? を常に考えて欲しいということですね。

「これをやっておけば、人生後悔しないな」という自分の夢をわかったうえで生きていくか、それとも、やらなきゃいけないことに流されてなんとなく生きていくか、という選択で、人生は全く違ったものになっていくと思います。

人生というのは、一日一日の積み重ねです。だから「ありたい人生はどんなものなのか」ということを毎日、少しでもいいから確認する時間を持つ習慣をつくることが、自分の望む人生に変えていくためのコツだと思います。

〇素晴らしい考え方ですね。最後に、夢の実現にあたって、橋本さんご自身が具体的に取り組んでいることや、将来のビジョンについて聞かせてもらえますか。

●現在、「起業家相互支援コミュニティ」の立ち上げを進めています。

これは、定期的に会うことでお互いにビジネスを協業しようという狙いのある「アントレプレナーズ・ネットワーク」という会の1支会として準備を進めているもので、さらなる特徴として、仲間をつくるため、同じ夢を持った人たちで毎週顔を合わせ、自分の人生をどうしたいのかを洗いざらいさらけ出していくことのできるコミュニティにしようと思っているものです。

その人の人生に対する考え方は価値観そのものなので、価値観を共有することで「この人と一緒になってやっていきたいな」という信頼を醸成することができるはずです。そういう、信頼感に溢れたコミュニティをつくりたいと思っています。

私と同じように、夢の実現を支援したいという仲間もたくさんいます。自分を信頼してくれる仲間を集めてコミュニティをつくって、そこで夢の支援をする。そういう形が、日本中に広がっていったらいいなと思っています。

〇長時間、ありがとうございました。

(終わり)<