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起業家インタビュー - ウルトラパウダー

週末起業では「やりたいことをやる」ことを強調しています。「好き」なことをビジネスにできるのが、週末起業の最大の特権だと思うからです。今回もそれを地で行く週末起業家をご紹介しましょう。ウルトラパウダー(http://www.ultrapowder.com/)の畑さんです。畑さんはアーティストの作品を販売するサイトを運営しています。

― ビジネスの内容を簡単に教えて下さい。
どこの組織にも所属していないフリーな立場にあるアマチュア、セミプロ、インディーズアーティストなど個人作品専門のオンライン・マーケットです。一般の市場にはまったく出回らないアーティストの心のこもった作品を扱っているところが特徴です。
アーティストには、自己表現の場を、購入者には自分で気に入ったものを探す楽しみを提供し、この両者を全力で応援します。お客さんは、個人で作品を制作し販売することで自らの作品価値を高めようとする方、そしてめずらしいもの、楽しいものを手に入れようと探している方、その両方になります。現在はインターネットのみですが、将来的にはリアル店舗との取り引きも検討しています。
― おもしろいモデルですね。はじめたきっかけは何ですか?
中学校の頃からやっているバンド活動を通して、自分たちの作品をレコード会社に売り込むやり方以外で多くの人に見てもらえる所を探していたことがきっかけです。一度レコード会社を経由すると、作品に対する自由度が狭くなります。レコード会社の使命は、売れる作品を出すことですから。アーティスト自身が作品をプロデュースしてお客さんに売る場所をずっと欲しいと思っていたのです。そんなとき、社内起業家制度に立候補して実際に会社設立を経験したこと、インターネット分野のビジネスに詳しくなったことと、自分で作った会社から外されてしまい悶々としていたことの3つが重なり、ならば「こんなのあったらよいな」とずっと思っていたアーティスト作品の売買マーケットを作ろうと思い立ちました。
― 仕入先はどのように開拓されましたか?
ホームページ、メールマガジン、メールを使い、アーティストを勧誘しました。
― ホームページはご自分で立ち上げたのですか?
はい。すべて手作りです。
― 利益率はどれくらいでしょう。
以前は、販売手数料として販売価格の22%をいただいましたが、現在は出品者を増やすために手数料完全無料化に踏み切りました。このことにより、新たな収入源を探さなければならなくなりました。でも出品者の利便性を増やすことによる有料オプションや、委託販売制度などを準備中です。
― どんな点に気をつけていますか?
買い手に、どのようにしたら無名の作品に興味をもってもらえるか?、そして買っていただいた方には、買って良かったと思っていただけるようなサービスを提供することにも気をつけています。
また作業の手間を極力簡略化させながらも、ホームページデザインや情報量は、どこにも負けないように気をつけています。ただインターネットに縛られるのではなく、考えられる物は全て取り込み販促しています。特に他のサイトとの協力関係は不可欠だと思っています。メールマガジンの相互連載や、ホームページ上の企画を通して、さらなるアクセスアップを図っています。思ったことをすぐに実行できるのがインターネットの強みですから、まずやってみるようにしています。
― 週末起業家ですから、時間が足りないのではないですか?
毎日時間との戦いです。(笑)やりたいこと、やるべきなのにできていないことがたくさんあります。それを実現するために、限られた時間をどう有効活用するか。これが一番の苦労です。
― 失敗談などありましたら、教えてください。
せっかく注文が入ったのに、出品者と連絡がとれず困ったことがあります。後でパソコンが壊れていたためということが解りました。それ以来、出品者の電話番号や緊急連絡先は押さえておくようにしています。あとは、注文内容を出品者に伝えるときに間違った情報を流してしまったことがあります。それをきっかけに作業手順を見直して、間違いが起こらないように改善しました。
― 今後このビジネスをどのように育てたいですか?
作品を作って販売すること、個人の作品を購入することをごく普通のことにしたいです。そして日本人に一番欠けているといわれる自主性・創造性を、作品制作・販売を通して活発化させたいと思います。将来的には、世界中の作品を取り扱い、世界平和に貢献したいと思います。
― 独立開業はお考えですか?
はい。考えています。
― そんな中で週末起業はどんな風に位置付けていますか?
独立するまでの実験室、下準備でしょうか。ポケットマネーでやれる範囲のことは、リスクを考えずに実行できます。また実際に週末起業をしていく中で、経営者という生き方が自分に向いているかいないかを判断できます。
― PRなどあれば是非どうぞ
2001年9月から始めましたが、すでに登録作品170作品を越え、世の中にこんなにも作品を作っておられる方がいると、改めて驚いています。実は何度も挫折しそうになりましたが、出品者の方からの励ましなどで、現在まで活動を続けてこられました。今後、より幅広い方に受け入れられるように努力してまいります。よろしくお願いいたします。
― 週末起業を目指す皆さんにメッセージを!
初めは小さいことから始めてください。そして一度始めたら続けてください。石にかじりついてでもやり続けてください。あとは、自分が経営者になったときのことを考え、今所属されている会社の良いところを自分の事業にどんどん取り入れて行きましょう。

藤井のコメント
週末起業はもう一つの仕事、だからこそ土日ぐらいは好きなことをやりたいものです。そして「好きこそ物の上手なれ」のことわざにある通り、好きなことは得意なことです。もちろん畑さんも指摘されているとおり、好きなことにも苦労が伴い、時には「やめてしまおう」と思うこともあるでしょう。でも好きだから、乗り越えることができます。もし「好きだけれど、自分の作品でお金をいただくにはちょっと…」というものがあるなら、畑さんのように他の人をプロモートすることはできないでしょうか?著名なアーティストを発掘して売り出すことも立派なビジネスです。他にも陶芸家、書道家などのアーティストのほか、お笑いタレント、ライター、ホームページデザイナーなど、いろいろな分野に応用できそうです。




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